ドクターコラム⑭
プロペシア(フィナステリド)+ミノキシジルタブレット+毛髪成長因子(グロースファクター)注入療法
今回は、40代男性の治療経過を紹介します。
この患者さんは30才頃に前頭部の薄毛が気になり始め、他院で一度治療した経験があります。そのときは薄毛が改善しましたが、2年ぐらいで治療をやめてしまい再び薄毛が進行したそうです。40代になり、もう一度治療しようと思い当院を訪れました。
前頭部の薄毛は改善するのに時間がかかるのですが、この患者さんの場合は基本となるプロペシア(フィナステリド)服用に加えてミノキシジルタブレットを服用し、さらに毛髪成長因子(グロースファクター)注入療法を併用することで集中的に治療しました。
するとどうなったか気になりますよね。治療前後の写真を見てみましょう。最初の2枚は治療開始時のものです。
<治療開始時>
前頭部の薄毛が明らかです。
<治療開始時>
頭頂部の薄毛はあまり目立ちません。
次の2枚は治療後1年半。
<治療後1年半>
前頭部の薄毛が改善しています。見た目で毛が太くコシが出ているのが分かります。
<治療後1年半>
治療開始時と比較すると頭頂部も地肌が目立たなくなっており、薄毛が改善していることが分かります。
いかがでしょう。
治療効果が分かりづらい前頭部の薄毛でこのように、はっきりとした改善が得られると治療している側も嬉しいです。正直なところ前頭部の薄毛はプロペシア(フィナステリド)やアボルブ(デュタステリド)だけでは効果が乏しいことが多く、改善よりも維持するための治療になりがちです。
この患者さんの場合は、ミノキシジルタブレット内服と毛髪成長因子(グロースファクター)注入療法を併用したことで、より効果が出ていると思われます。
治療前にはあまり気にしていなかった頭頂部の薄毛も、しっかり改善しているところも嬉しいですね。
2017.10.15 Sun
薄毛・AGA(男性型脱毛症)・若ハゲでお悩みなら、AGA・薄毛治療専門『藤沢駅前AGAクリニック』にお気軽にご相談ください
※before & afterの画像についてのご注意:
写真はあくまで参考画像であり、症例により効果や満足度は異なりますのでご了承ください。
■プロペシア(フィナステリド)
【料金】 28錠/1箱 ¥8,800
【リスク・副作用・合併症】
勃起機能不全、性欲減退、精子減少、睾丸萎縮、女性化乳房、抑うつ症状、アレルギー、胃痛、肝機能・腎機能の悪化、また他の内服薬と併用で薬の効能が低下する場合もあります。また、効果や満足度は個人により異なりますのでご了承ください。 その他、気になる症状があったときは医師にご相談ください。
■ミノキシジルタブレット
【料金】 100錠/1箱 ¥19,470
【リスク・副作用・合併症】
肝機能障害・腎機能障害・血圧低下・浮腫・心拍数の増加・多毛(体毛)・動悸、アレルギー、胃痛など。また他の内服薬と併用で薬の効能が低下する場合もあります。その他、気になる症状があったときは医師にご相談ください。
■毛髪成長因子注入療法(ダーマペン)
【料金】 M字部分2箇所/1回 ¥16,500、頭頂部/1回 ¥16,500、M字部分+頭頂部/1回 ¥27,500 ※その他の料金はこちら。
【リスク・副作用・合併症】
内出血、発赤、腫脹、疼痛、炎症性色素沈着、傷の肥厚・陥没、ケロイド形成、自分が想像していた結果と異なるなどが考えられます。内出血や赤みは処置後に冷すことで軽減されます。