ドクターコラム⑬
ミノキシジルの使い分け
今日はミノキシジルのお話です。
ミノキシジルは降圧薬(血圧を下げる薬)として利用されていましたが、その副作用として発毛効果が発見されたことで使われるようになった薄毛治療薬です。
有効成分ミノキシジルが血行を促進することで毛母細胞や、毛乳頭細胞を活性化することで細胞分裂が活発になります。薄毛が少し進行していた人でも改善が期待できる治療薬です。
外用薬(塗り薬)でも効果がありますが、服用することで有効成分の吸収率がよくなり、高い発毛効果があるとされています。
プロペシア(フィナステリド)は頭頂部に効果が見られるのに対して、ミノキシジルはM字型、頭頂部型の両方に効果があります。
したがってミノキシジルはM字部分の薄毛の方に使用することが多い薬です。
ミノキシジルの副作用は体毛が濃くなる、むくみや頭痛などがあります。
また血管に作用する薬のため血圧の異常や心臓疾患がある人は使用できません。
ミノキシジルは外用薬、内服薬があります。
外用薬(塗り薬)のミノキシジル育毛剤は、手軽ですが吸収率の低さから内服よりは効果が得られにくいとされています。内服薬のミノキシジルタブレットは、体の中から薬効を取り込むため効果を期待できる反面、副作用のリスクが高くなります。そのため医師の診察のもと適切に使用することが大切です。
AGAの基本治療はプロペシア(フィナステリド)やアボルブ(デュタステリド)ですが、当クリニックでは薄毛の分布や状態によってミノキシジルを組み合わせて、より高い効果を出せる治療法を提案しています。
2017.08.17 Thu
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