ドクターコラム⑧
画像による経過観察の重要性
本日は体育の日、10月10日は晴れの特異日として有名ですが、今日は微妙な秋晴れですね。
おかげさまで当クリニックも2年以上治療を継続されている方が増えてきました。
当院は他の薄毛治療を行っているクリニックに比べて脱落される方が少ないのが誇りです。
治療継続率が高い要因として、少なくとも半年に一度は肉眼像と毛根部の拡大像を撮影、記録して過去画像と比較しながら説明していることがあげられます。
画像による比較を行うことで毛髪の状態を客観的に見ることができるため、治療効果を納得しやすいのだと思います。
画像を用いた経過観察が役立った例を紹介します。
50代男性、治療開始後3ヶ月で毛髪のコシや太さが改善したのを実感し始めました。
6ヶ月後の経過観察で肉眼像で地肌の透けが減少し、拡大像で毛根部の太さが太くなっています。
1年後には上から見なければ薄毛を感じさせない程度まで改善しました。
しかし、2年後、再び薄毛が目立つようになりました。散髪後だったので髪を短くしたためなのか、AGAの進行か判断が難しいところです。
拡大像を見ると1年後と変化はなく、AGA進行は否定的と判断できました。
安心してこれまで通りの治療を継続することになりました。
現在も若干地肌が目立ちますが、AGAの進行はなく経過良好です。
AGAが一時的に進行したように見えることはしばしばあり、その時、患者さんは不安になります。
そんなときに拡大像を見ることでAGAの進行がなければ、問題ないと説明できて患者さんを安心させることができます。反対にAGAの進行が認められれば、AGAの進行を抑えるために薬の変更や注入療法などを加えたりすることができます。
もしも画像がなかったら、医師は治療継続や治療方法変更の判断がしづらく、患者さんも納得しづらいと思います。
画像を用いた経過観察は患者さん、医師ともに納得して治療を進めていくために重要で必要不可欠なのです。
我々は少なくとも半年ごとに画像を記録するようにしていますが、まれに忘れてしまうことがあります。
もしも写真を撮り忘れることがあれば、遠慮無く「先生写真は?」と催促していただけると助かります。
2016.10.10 Mon
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■プロペシア(フィナステリド)
【料金】 28錠/1箱 ¥8,800
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